疳虫・夜泣きに小児鍼【年長さんまでの施術について】

当院の小児鍼は①0歳〜年長さん、②小学生、の2種類あります。

今回は①0歳〜年長さんの小児鍼の施術についてご紹介いたします。

準備:肌着はすべて脱ぎ、オムツだけの状態になっていただき、保護者のかたに抱っこをしてもらいながらの施術が基本です。

首が据わっていない月齢の子供さん、人見知りをする子供さんや病院嫌いの子供さんは、保護者のかたと向かい合うかたちで抱っこをしていただきます。

首から肩、背中、手足にかけて写真のような鍼でトントンと軽く刺激を与えたり、さすったりします。

小さい子供さんはエネルギーの塊であることと、外界からの刺激が大人が受けるそれより大きくなるため、神経が異常に興奮しやすくなります。その分、大人ほど手間をかけずとも少しの刺激で改善することが多いです。

90歳代などのうえの世代のかたはよくご存知かもしれませんが、昔から『疳虫(夜泣き、ひきつけ、かんしゃく)には月に一度、やいと(お灸)や小児ばりをするといい』と言われます。

有り余っているエネルギーをうまく調整して興奮した神経を落ち着かせてあげることで、キーキー声や夜泣き・噛みつき・癇癪を起こしにくくなります。

よく保護者のかたから「子供がよく騒ぐから、ご近所に迷惑をかけないようにジュースなどで機嫌をとるようにしている」といったお話を伺います。

もちろんそれも一つですが、「糖分を摂りすぎるのも、虫歯や体調の面で気が引ける」というお悩みをお持ちのかたは、ぜひ一度当院にご相談いただければと存じます。