お悩み内容

二人目の子供がなかなか授からず、ホルモン療法を受けていますが、薬を飲むようになってから火照りや倦怠感・便秘が気になるようになってきました。 加齢から来るものなのかと思ったのですが、諸事情によりホルモン療法を一時的にやめていた時は、それらの症状もなくなっていました。ホルモン療法を再開すると、また同じようになったのでひょっとしてと思い、産婦人科でも相談したのですが、「なら薬やめますか」と言われてしまいました。

施術を受けてみて・・

こちらでやっていただくようになって、便秘は相変わらずですが、その他の症状はほぼなくなりました。薬をやめる選択肢はなかったので、それだけでも気持ちが軽くなりました。 ホルモン療法を受けつつ同時に受けられるとのことなので、妊活の鍼も受けるかどうか検討しています。

院長からのコメント

火照り・倦怠感はホルモン療法をされている方からよく伺う相談の一つです。ホルモンとは別の言い方で「神経伝達物質」といい、文字通り自律神経とは切っても切れない関係です。病院側としても、なかなか対応は難しかったと思われます。 体としては、それまであまり体の中になかった物質(ホルモン)が入ってきたため、自律神経の中枢である脳や血液循環が過剰に反応をしてしまうことがあります。 血液循環の要である血管は自律神経により調節されており、必要に応じて「たくさん血液を流す時」と「それほど急がずに血液を流す時」とを繰り返しています。火照りは必要でもないのに「たくさん血液を流さなきゃ」と体が頑張った結果です。 また血液をたくさん流すと、今度は疲労物質がたくさん出てきます。疲労物質は倦怠感を感じさせ、体を休めさせようと防衛反応を引き起こし、別の物質にかわるか体の外に出るかすることで元気になったと感じることができます。 この方は疲労物質ができるスピードに対して無害・排泄されるスピードが間に合わなくなってしまわれていたので、暴走している自律神経を整えてあげることにより解決されたケースでした。 便通は自律神経と筋肉によって調整されるので、筋肉量が男性よりも少なくなりやすい(つきにくい)女性が便秘になりやすいのはこのためです。自律神経はだいたい整っているので、もう少しだけお腹を動かせるようになるとお通じの方も変わってこられるかと思います。